ハンス・J・ウェグナーは早くからロッキングチェアに関心を寄せており、J16は彼が初めてデザインした椅子のひとつである。最初のバージョンは1944年にデザインされた。製造しやすくするための工程を経て、生産が開始された。ウェグナーのJ16チェアは、発売以来常に高い人気を誇っている。
無垢材のロッキングチェア。ペーパーコードで編まれた座面。
ハンス・J・ウェグナー(1914-2007)は、当時最も多作なデンマークの才能のひとりとして、およそ500脚の椅子をデザインした。ウェグナーはモダン・デンマーク・デザインの「黄金時代」の一人であり、木材に魅せられ、機能的なデザインに詩的で遊び心のあるエッジを吹き込んだことで知られている。ウェグナーにとって、椅子は単なる家具ではなく、人間の形を支えるために作られた芸術品なのだ。
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