美術館の入り口正面に、吹き抜けとともに広がるカフェのためにデザインされた椅子です。ここが美術館の顔になると考えた米谷氏は、100脚近く並ぶことから「主張せずに際立つ美しさ」を目指しました。製品化では、丸棒1本の背とアームでどう掛け心地を向上させるかが課題に。「一見シンプルで穏やかだが、座るとパーソナルな空間になる。座面は座布団を思わせるフォルムと感触で、見た目より長く座っていられるし、体重移動しやすい広さも持たせた(米谷氏)」。
樹種・塗装
北海道ナラ NF / WNF / MBR / DBR / GY / DGY / BL
サイズ
アームチェアー ・ アームチェアー H
巾610 奥525 高680(H:700) 座高440(H:460) 重6.0
※座はカバーリング式です。
展示室や廊下、オフィスに置かれるスタッフのための椅子が原型。「黒子に徹し、裏手に隠せるキャラクター(米谷氏)」としてデザインされ、素っ気ないほどのシンプルさが特長です。製品化ではその中での掛け心地、そして強度の確保に時間を費やしました。「アームチェアーに横向きに座ってみたら」というアイデアから生まれた、アームの三次元曲線を背に生かしたサイドチェアー。ミニマルな中に多くの工夫が盛り込まれた自信作となりました。
樹種・塗装
北海道ナラ NF / WNF / MBR / DBR / GY / DGY / BL
サイズ
サイドチェアー ・サイドチェアー H
巾480 奥480 高680(H:700) 座高440(H:460) 重5.5
※座はカバーリング式です。