タナトススツールは、秋の植物の終わりに見られる病的な形や構造からインスピレーションを受けています。
この作品は、1年間の集中的な研究と、型を作る技術の実験の結果です。まず、紙で壊れやすいモデルを作り、その後、シリコンゴムと石膏で作った実験用の型にマスターパターンを流し込みました。最後に、このスツールをより大きなサイズで再現するために、耐久性のあるシリコンブロックの型を作りました。
この作品のために、フィリップ・アドゥワッツは石と樹脂ポリマーの長所を組み合わせた樹脂-大理石複合材という独自の素材を開発しました。この素材は、大理石産業からの廃棄物である大理石パウダーの添加物を充填した樹脂を鋳造して構成されており、非常に長い期間にわたって超弾力性と強靭さを保つように開発されました。 また、連続した素材として鋳造されているため、必要に応じてサンディングやポリッシングを行い、簡単に再生することができます。これらの特性により、持続可能で非常に長持ちする素材となっています。
45×45×45cm
15キログラム
樹脂と大理石の複合材、研磨加工
50部+試作品1部
カラーバリエーションあり
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