ブリコレ(係留柱)に使用されるヨーロッパ、アメリカのオーク材や栗材は、非常に多様な色調を持っているため、図面には心地よい異質な色合いと木目が表現されています。いくつかの加工工程を経て完成したフロアは、「メイド・イン・イタリー」の品質と価値を備えた製品です。表面にはあらかじめオイルが塗られ、まるで本物の彫刻家のように素材を形作るシップワームの痕跡は、製品にユニークで独特な「ブランド」を与えるため、部分的にしか塗られていません。漆喰は接着剤で塗られ、紺碧の色は、ブリックコールの中に差し込まれた釘によって生み出されたものです。人間だけでなく、自然もその役割を担っている本物の手工芸品は、ユニークな歴史を持つそれぞれの断片にその価値を見出すことができるのです。
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