ダイレクト・ドライブ方式は、回転の遅いモーターを使ってプラッターを直接駆動する。この方式には様々な利点がある。回転精度や強力なトルクなどの性能が高く、部品交換が不要で長期間にわたって高い信頼性を維持できる。その反面、ダイレクトドライブ方式はコギングと呼ばれる回転ムラが発生すると言われていた。SL-1210MK7では、新たにコアレスダイレクトドライブモーターを開発した。このモーターはコアレスステーターを採用。ステーターからコア(鉄心)を取り除くことで、コギングの根本原因を解消した。さらにローターマグネットの磁力を極限まで高め、コアレスステーターとローターマグネットのギャップを最適化することで、SL-1210MK5に匹敵する高トルク性能を実現した。滑らかな回転と力強いトルクで、アナログレコードの溝から正確かつ忠実に音を再現します。
トルク/ブレーキスピード調整
ブルーレイディスク製品の開発で培った最新のデジタルモーター制御技術を応用し、トルクとブレーキスピードを4段階で個別に調整できるように改良しました。
ピッチコントロール機能
回転速度を±8%/±16%の範囲で微調整できるピッチコントロール機能を搭載。スライダーの位置検出からモーターの回転制御までをデジタル制御することで、無駄なDA変換を省きました。これにより追従性が大幅に向上し、正確で安定したピッチ調整を実現します。
---