フィリップ・ニグロは、シンプルな平行六面体の各面に20°の切り込みを入れて歪ませた作品を制作しました。この切り込みは、半分開いた本の形を連想させます。また、36.5cmという高さは、本棚としての機能に非常に適しています。不定形のモジュールなので、縦横に回転させるだけで、4つの異なる結果を得ることができます。あとは、このモジュールをいくつか重ねたり、並べたりして、好きな形にするだけという、一見ランダムな構造になっています。チェストは自重(13kg)で固定され、各チェストの間にある小さな滑り止めの透明なゴム足で支えられています。また、5種類の仕上げを組み合わせることで、色を変えることも可能です。モジュールはサテンラッカー仕上げのMDF製です。
---