静寂が包み込むような暗く冷たい海の中で、そのたった一頭の存在が、
不思議な安らぎを生み、心を優しく温めるような。
まるで時間の流れまでもがゆるやかに変化するような。
"Cachalot(カシャロ)"は、そのような自然界の生命が持つ造形的要素を引用した、
彫刻的な光のオブジェです。
デザイナー・松山 祥樹
人々の心や暮らしに寄り添う灯りの在り方
「生き物をモチーフにした灯り」という新しいポータブルランプのデザインをプロダクトデザイナー・松山祥樹氏に依頼したとき、世の中はコロナ渦で混沌としていました。
人々の心や暮らしに寄り添うような灯りの在り方を思い巡らしながら、松山氏の心には、広大な海をゆったりと泳いでいるマッコウクジラの姿が脳裏に浮かびあがってきました。
人と灯りの根源的で普遍的な関係性
Cachalot(カシャロ)の光は、なめらかなシェードのラインと一つに調和して、象徴的な光となって夜の空間に浮かび上がり、暮らしの様々な空間に生命感のある豊かな彩りを加えます。
それは、寂しさや不安を自然とやわらげ、優しく穏やかな気持ちにさせてくれる「Cachalot(カシャロ)」は暮らしにおける人と灯りとの根源的で普遍的な関係性に気づかせてくれます。
末永く使い続けるための素材選び
純度の高いアクリルこそが表現できる、クリスタルガラスのように透き通ったマッコウクジラの姿は、日中には明るい陽射しのもとで自然な輝きを放ち、そっと人々の日常に寄り添います。
これは一過性のものではなく、他の製品同様に「末長く使い続ける」ための素材選びと丁寧なものづくりから生まれる純粋な美しさの証であり、Ambientecの真髄です。