カナダのオンタリオ州にあるBata社の靴工場を再利用して作られたEeStairs社の階段は、形も構造も一風変わっていました。設計を担当したBDP Quadrangle社とDubbeldam Architecture + Design社は、レセプションエリアにある2段の階段を、大胆なファセットを施した手すりとソフィットで構成し、かつ自立させたいと考えました。
EeStairs社は、非対称の三角形のファセットをシームレスに接合し、階段が非常に強く安定していることを確認する必要がありました。EeStairs社の社内チームは、構造エンジニアリングの要件を確立しました。記念碑的な階段は、厚さ38mmの手すりと厚さ6mmのソフティを備えた鋼板でできています。複雑な手すりのパイプセクションのためのスチールチューブは、絶対的な精度を確保するためにレーザーカットされました。
階段は、EeStairs社のカナダの工場で大きなパーツに分けて作られ、Bata社の複合施設内にクレーンで設置され、正確に溶接されています。その後、溶接部を丁寧に研磨し、完璧な直線性と滑らかな接合ラインを実現しました。
---